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社会保険労務士とは?⑦

■社会保険労務士の役割とは?

社会保険労務士の業務は多岐にわたりますが、一番の役割は社会保障の各法律と国民を結ぶ『架け橋』となることです。まず社会保障を支える法律とは何かということを見ていきますと、次のようなものが挙げられます。

・労働基準法…劣悪な労働条件からの保護
・労働安全衛生法…労働災害の防止
・労働者災害補償保険法…労災発生後の労働者の援護
・雇用保険法…失業の防止と生活保障
・健康保険法…健康障害からの生活保障
・国民年金法・厚生年金保険法…老齢・障害・死亡による経済困窮からの生活保障

国は国民の生活保障として、国民の健康で経済的にも安定した生活になるようにこれらの法律を完備しつつ、法律が時代に即したものになるように頻繁に法律を改正させています。そして実際に法律を監督・運用して私たちにサービスを提供しているのが労働基準監督署であったり、公共職業安定所(ハローワーク)であったり、社会保険事務所であったり、市町村の区役所だったりするわけです。

しかし、国民全員が社会保障制度に対して十分な知識があるかといえば、そうではありません。そこで、社会保障制度を支える法律の専門家として、国と国民を結び付ける『架け橋』となる役割を担うのが社会保険労務士なのです。

また、社会保険労務士は労働条件の適正化や労務管理の改善など、労働者と使用者の間の『架け橋』としての役割も担っております。労働条件について定める労働基準法その他労務管理についての専門家として事業の健全な発達にも寄与しているのです。

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